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ヒガシマル醤油 研究・開発部門

写真:取締役研究所長 古林 万木夫

取締役研究所長 古林 万木夫

期待する人材をしょうゆ醸造でたとえてみると。

[ 業務内容 ]

当社は淡口(うすくち)しょうゆのトップメーカーとして、変化の激しい時代に対応しつつ、 “関西発のうす色で上品な味を守り広げる信念” を持って、豊かで健康な食生活のお役に立ちたいと念願しています。研究所は、この様な当社の使命を技術面から支えるべく、活躍の場を広げてきました。

たとえば、 “淡口うすくちしょうゆの風味や色を自在に醸造したい!” と言う課題には基礎研究が欠かせません。醸造を科学することにこだわっています。このこだわりを基礎に、研究所はこれまで、複合糖鎖関連酵素や抗酸化性をはじめとする各種機能性物質、食品添加物の開発など新分野への展開を図ってきました。現在はさらに、抗アレルギー作用、免疫調節機能、鉄吸収促進作用、中性脂肪低下作用など、科学的な裏付けを持った健康機能食品の開発へと進展し、研究フィールドは醸造微生物から動物まで広がっています。

長年料亭で磨かれてきた淡口うすくちしょうゆをベースに “プロの味を簡便に!” をコンセプトとして各種の調味料を開発しています。また、外食産業や惣菜業界の皆さんに “うす色・うす味の美味しさ” を提案する仕事も続けております。
今、食品会社が問われている重大な課題に “信頼性” が挙げられます。研究所は、製造工程の衛生管理に深く関わり、かつ、原料から製品までの品質管理を担うことにより、自分たちが開発した商品が安全に、設計通りに作られているのか?まで見ているのです。

[ 求める人材像 ]

しょうゆ会社のイメージや伝統から、発酵化学や生物工学系の応募が多いのが現状です。しかし、当社研究所の業務は極めて広いことがお分かりいただけると思います。募集要項にある採用学部・学科はあくまで参考として、多様性のある幅広い専門分野の皆様を求めています。

ヒガシマルの研究所は、決して大所帯ではありません。一人何役もこなせる人材を求めています。スポーツでたとえるなら、アメリカンフットボールのように役割を組織的に細分化するのではなく、バスケットボールのようにみんなで攻める、みんなで守るプレイヤー(研究員)が理想です。得意なところを伸ばすのか、苦手なところを克服するのか、いろいろな成長過程がありますが、少人数のチームワークで得点(研究開発)を重ねていきましょう。

期待する人材をしょうゆ醸造でたとえてみます。気温が上がり始めたことを感じて自分で発酵を始める人、隣のタンクにそろそろ発酵を始めないと遅れるぞ!と言ってくれる人、それでもだめなら、自分のタンクの酵母を分けてやれる人、発酵が旺盛な人、発酵が持続する人、温度が低くても高くても発酵できる人、これまでにない香りを醸す人、オレのタンクのしょうゆはこんな特長を持っていて、とっても美味しぞ!と、しっかり自慢できる人、などです。
アルコールをたくさん発酵してくれる人やアルコールに合う料理がうまい人も好きです。

先輩社員の声

原 優姫

研究所 加工開発課原 優姫2018年4月入社

①ヒガシマルの魅力&仕事のやりがい

入社1年目から自分のテーマを持って業務に携われることです。自ら考えた商品を何度も試作し、「おいしい」という言葉をもらえた時の感動は何事にもかえがたいものです。

②仕事をする上でのモットー

「味作りにゴールはない!」なので最後まで諦めずお餅のように粘り強くアグレッシブに!

③入社後の印象的な出来事

味作りだけでなく、業務内容が想像していたよりも多岐にわたることに驚きました。商品開発と一言でいっても商品のコンセプト立案やレシピの提案、市場調査の実施、現場での製造の立会いなど、発売するまで様々な業務があります。日々他部署と連携をとりながら業務に励んでいます。

④休日の過ごし方

友人と神戸や大阪でご飯を食べたり、ショッピングをしたりしています。また、会社の先輩方と京都旅行や弾丸ツアーで城崎にカニを食べに行きました。今年は東京ディズニーランド旅行の計画も浮上しています。

⑤入社を決めた動機

学生時代に管理栄養士の勉強をしており、栄養の知識を活かし、多くの人々の食生活の改善に貢献したいと思っていました。ヒガシマル醤油は淡口しょうゆのトップメーカーであり、和食の良さを多くの人に伝えられると思いました。また小さい頃から家庭でヒガシマルの商品に慣れ親しんでおり、馴染みのある企業だったため入社を決意しました。

竹内 悠人

研究所 醸造開発課竹内 悠人2018年4月入社

①ヒガシマルの魅力&仕事のやりがい

淡口しょうゆのトップメーカーとして自負を持って業務を行える点に大変魅力を感じています。その中で私は、淡口しょうゆの調理特性に関する業務に携わっており、現在、香りの面から淡口しょうゆの良さを明らかにしようと日々研究に励んでいます。一筋縄ではいかないことが多いですが、文献情報や先輩方のアドバイス等を参考にし、実験条件の検討を繰り返すことで新たな知見を得たときには、会社に微力ながらも貢献したと実感することができ、最高にやりがいを感じます。

②仕事をする上でのモットー

何事にも山芋のように粘り強く取り組むこと。

③入社後の印象的な出来事

入社1年目から自分の研究以外の仕事を思い切って任せてもらえたことです。具体的には、しょうゆ製造に用いる微生物管理や機能性成分に関する業務など、幅広い分野の業務に携わることで自身の成長を実感することができました。また、そこから得た知見は自分の研究テーマに繋がったりもしています。

④休日の過ごし方

スポーツが好きなので、バスケやサッカー観戦によく行っています。実際にバスケのクラブチームに入って汗を流したりもしています。

⑤入社を決めた動機

私は大学で酵母の研究をしていたため、微生物に携わる仕事がしたいと思っていました。ヒガシマルは微生物研究に歴史があり、基礎研究から商品の開発研究まで幅広く活発な研究が行われているため、ヒガシマルでなら自分がこれまで得た知識・経験を活かすことができると考え、入社を決意しました。