淡口しょうゆの魔法

濃口しょうゆで調理するよりも淡口しょうゆで調理した方が、低い塩分でおいしい料理ができる。

その理由はどうしてなのでしょうか？

淡口しょうゆは濃口しょうゆに比べて、塩分が少し高いしょうゆです。この少し高い塩分を心配される方がおられますが、実際のできあがりの料理は全く逆の現象（塩分が低くなる）が起こります（＝淡口しょうゆパラドックス〈逆説〉）。そんな淡口しょうゆの魔法に、もっとくわしく迫っていきましょう！

ちょっとお話
ちなみに、動物性脂肪の摂取量が多いのに心臓病が少ないと言われているフランス人。
これは、フレンチパラドックスと呼ばれ、赤ワインから摂取するポリフェノールの効果だと考えられています。

淡口しょうゆの魔法のしくみ

※ 塩味の閾値（いきち）が低い＝塩味の違いが微妙な差まで判別できるということ。
（閾値（いきち）＝ある反応を起こさせる最低の刺激量という意味。）