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研究開発だより

受賞報告

日本醸造協会技術賞 受賞(ヒガシマル醤油株式会社・研究所)

「醤油多糖類(SPS)の機能性に関する研究」に対して
平成22年度 「日本醸造協会技術賞」受賞

主催

財団法人 日本醸造協会

この度、財団法人日本醸造協会から、「醤油多糖類の機能性に関する研究」に対して、平成22年度 「日本醸造協会技術賞」を受賞しました。これに伴い、日本醸造学会で行われた授賞式にて受賞講演を行いました。

「醤油多糖類(SPS)の機能性に関する研究」

これまで醤油醸造に関する研究では、微生物(酵素)の働きによる醤油原料(糖質、たんぱく質、脂質)の分解や代謝について、特に「色、味、香」の観点から重点的に研究が行なわれてきました。
今後は、醤油の基本的な価値、すなわち「おいしさ」を演出する「色、味、香」に加えて、新たな切り口(機能性)で、醤油に秘められたチカラを活かすことも重要であろうと考えています。
そこで当社では、農林水産省の研究補助事業の一環として大学との共同研究を進めながら、醤油に含まれる天然成分である醤油多糖類「SPS」の健康機能として、抗アレルギー作用、免疫調節機能、鉄分吸収促進効果、中性脂肪低下作用を明らかにしました。

  1. 1.受賞名:平成22年度 「日本醸造協会技術賞」
  2. 2.主催:財団法人 日本醸造協会
  3. 3.受賞名:醤油多糖類の機能性に関する研究
  4. 4.受賞講演・受賞者名:醤油多糖類の機能性に関する研究
    古林 万木夫、松下 裕昭、真岸 範浩(ヒガシマル醤油 研究所)
  5. 5.授賞式:平成22年9月14日(火)北とぴあ

SPSを活かした商品

  • ・抗アレルギー作用を特徴とする花粉症対策サプリメント「四季爽快」®
  • ・鉄分吸収促進効果を特徴とする機能性醤油「おいしく鉄分がとれるしょうゆ」、
  • ・中性脂肪低下作用を特徴とする健康豆茶「減脂豆茶」

今後も、醤油と健康の「おいしい関係」をますます進展させて、多くの消費者の健康や快適な生活に貢献できる食品素材としてSPSを発展させていきたいと考えています。